デジタル化が進むことによる既存ビジネスの破壊

ブロックチェーン技術を活用した仮想通貨への大手金融機関の参入など、デジタル化によるビジネス変革、「デジタルトランスフォーメーション」に取り組む企業は日々増えています。様々なものがデジタル化されることで既存のビジネスモデルが破壊されるデジタルディスラプション(Digital Disruption)が引き起こされ、企業はデジタル化への真剣な対応が必要な時代になったのです。

デジタルトランスフォーメーションは消費者との関係も大きく変化させています。加えて、行動履歴や購買履歴などのデータを分析することで最適な商品やサービスを、タイミングよく提案することなども可能になり、消費者との関係を深め優良顧客を増やすことにもつながるのです。

新たなビジネスモデルの創出を支援する
デジタルトランスフォーメーション

デジタル化の波は従来では考えられないようなビジネスを生み出します。デジタルトランスフォーメーションが早期に起きたのは小売など流通業ではないでしょうか。インターネットの普及とともにamazonや楽天に代表されるEコマース(EC)事業者が数多く誕生しました。ECは多くの利用者を獲得し、従来型の店舗ビジネスの売上をどんどん侵食しています。ネットユーザーでECを利用したことの無い人は少数派と言っても過言ではないでしょう。ECは既存の小売業など店舗ビジネス側にとっては大きな脅威ですが、利用者にとっては自分の欲しいものを検索で見つけやすくなり、店舗に行くことなく注文し購入できるというメリットがあるので図1のように、「本やファッション」といった検索して探したいロングテール系の商品を中心に、今後も利用は増加する一方と予想できます。

図1:「通信販売に関する【消費者調査】2016」*1

そのため、実店舗を構える流通企業は早急なビジネス変革を迫られています。そこで対応策として、実店舗販売に加えてECによるネット販売などの通信販売へ進出する企業も増えています。現在では成長のため大手スーパーだけではなくコンビニエンスストア企業もEC活用に乗り出しています。飲料や食品、サプリメントなどのメーカーもECサイトを設けて直販施策を実施するなど、今ではECは多くの業種で企業成長の戦略になっています。
*1 http://www.eltex.co.jp/lab/research/20161222.html

EC運営を成功させ、さらに成長させるためのポイントについて、ECビジネスに多くの知見をもつ株式会社エルテックス ソリューションサービス部の福井啓太郎氏と営業部の井上雄太氏に話を伺いました。次章ではEC事例などをまじえて説明していきます。

株式会社エルテックス ソリューションサービス部
副部長 福井啓太郎 氏
 
営業部 井上雄太 氏